ゆるぴーこんにちは。ゆるぴーです。
明日からまた仕事がはじまりますね〜。
「日曜の夕方になると、なんだか胸が重くなる」
「明日のことを考えると憂うつで、夜も眠れない」
こんな経験ありませんか?
休日は友人とランチに行ったり、ショッピングを楽しんだり、十分に満たされた時間を過ごしているはずなのに…。
それでも日が沈む頃になると、心の奥に重たい感情がじわじわと広がっていく。
これは、あなただけではなく、多くの人に共通する悩みかも。
私自身、メンタルクリニックで多くの相談を受けた中で、「週末夜の気持ちの落ち込み」を話される方は何人もいました。
この記事では、その原因をひも解きながら、すぐに試せる対処法をわかりやすく紹介します。
この記事を読んで、「また1週間が始まる」というプレッシャーから、「明日からの準備ができた」と思っていただけると嬉しいです。
【この記事でわかること】
週末夜に憂うつになる理由
気持ちを軽くするための5つの方法
長期的に心の安定をつくるための考え方
今日から試せる「1つの行動」
休日の夜に気持ちが落ち込む心理的な理由
ブルーマンデー症候群
「ブルーマンデー症候群」とは、週末の終わりから週明けにかけて感じる気分の落ち込みや疲労感のことです。
海外の調査では、日曜の午後3時を境に気分が下がり始める人が多いと報告されています。
特に、職場での人間関係が複雑だったり、業務責任が重かったりする人ほど、この影響を強く受けるそうです。
たとえば、休日の夜に突然「明日の会議どうしよう」という不安が浮かび、胃がキリキリしたり、眠れなくなったりすることがありませんか。これは、週明けに向けてからだが交感神経のスイッチを入れてしまうことから生じます。
また、まだ起きていない出来事に対して、必要以上に悪い予想をしてしまうことを「予期不安」といいます。
特に完璧主義の人や責任感の強い人は、この不安が大きくなりやすい傾向があります。
生活リズムの変化
休日はつい、平日よりも遅く起きたり、夜更かしをしたりしがちです。
この生活リズムのズレが「社会的時差ボケ」となり、体内時計を乱します。
結果として、夜になっても眠くならず、翌朝は強い眠気と倦怠感に襲われます。
からだが「休息モード」に入りきれないまま新しい週を迎えるため、心も不安定になりやすくなります。
特に冬場や雨の日は日照時間が短く、セロトニン分泌が減ることも、気分の落ち込みを助長します。
やり残した仕事のストレス
金曜日に終わらなかったタスクや、週明けのプレゼン資料、苦手な同僚とのやり取り…
やり残した仕事のことが、頭の中で繰り返し再生されるということがあります。
少しであれば、明日からの仕事に向けて頭の中を整理することに役立ちますが、必要以上に行うと不安が増大します。
休みの終わりを楽しむどころか、休日全体が週明けの予行演習にすり替わってしまうことも少なくありません。
特に、自宅でも仕事のメールやチャットを確認してしまう人は、意識の上で休日が短く感じられる傾向があります。
落ち込みを軽くするための5つの具体策
休日の生活習慣を整える
- 日曜の起床時間の差は、平日の2時間以内に!
- 軽いストレッチや散歩でリフレッシュ
- きちんと3食ごはんを食べる
- 家の掃除をして心をリセット
考えを書き換える
(認知行動療法的なアプローチ)
週明けを「つらい」から「新しい1週間のスタート」という認知に切り替える練習です。
<例>
- 「また仕事か…」
- 「明日の朝はメールチェックから軽く始めよう」
行動を 小さく区切ることで情報が多くなりすぎず、パニックを防ぎます。
自然と見通しが立ち、次の行動が取りやすくなります。
それでも不安であれば、やることを紙に箇条書きしてみてもよいでしょう。
ここでは無理にポジティブな考えを意識しないこともポイント。
あくまで現実的で取り組めそうな言葉を選びましょう。
休日夜のルーティンを工夫
- 間接照明でリラックス空間をつくる
- 落ち着く音楽やYoutubeで環境音を流す
- 映画やアニメを見るときは刺激の少ないものを見る
- ノンカフェインの温かい飲み物を取り入れる
「夜のルーティン」をつくると、心の切り替えスイッチになります。
実際、私が相談を受けていた方のなかには、夜、ノートに気持ちを整理するという習慣を作って、落ち込みが減った方もいますよ。
SNSや情報との距離を少しとる
夜はSNSで他人の休日を見て比較してしまいがちです。意識的にスマホを閉じ、本や日記、ラジオなど「自分だけの時間」にシフトしましょう。
特に、寝る前30分は「ブルーライト断ち」をすると、睡眠の質も上がり、翌朝の気分が変わります。


週明けの小さな楽しみを用意する
- 月曜朝はお気に入りのパン屋にいく
- 昼休みにコンピにでスイーツを買う
- 仕事が終わったあとにジムにいく
- 帰宅後は好きなドラマやアニメを観る
小さな楽しみを事前に決めておくことは、憂うつ感を和らげる効果がありますよ。
気持ちを安定させるための長期的な視点
仕事以外の価値軸を持つ
趣味、学び、副業など、仕事以外にも自分の時間を充実させる活動を持つことで、心に余裕が生まれます。
「仕事=生活のすべて」という状態を避けられます。
私も副業をしていますが、所属するコミュニティを複数持つことによって本業でつらいことがあっても、気にしすぎることが減りました。
自己理解を深める
ジャーナリング(3分間頭に浮かんだことをそのまま書く)や、気分記録アプリで感情の浮き沈みを見える化しましょう。
書き出すことで感情と自分とを切り離し、客観的にみることができます。
慣れてくると「あ、これは先週の日曜夜と同じ感じだな」と冷静に観察できるようになります。
自分のことを知ることで、悪循環から抜け出すこともできるようになります。
実践しやすい休日夜のセルフケア
- 21:30間接照明に切り替え|SNSをやめる
- 22:00入浴で体を温める
- 22:30飲み物を入れて、日記を書く
- 23:00ストレッチ|すきな音楽やラジオを聴く
- 24:00就寝
がんばりすぎず、自分がリラックスできることがポイントです。
週末は、ちょっと丁寧な夜を過ごしてみてはどうでしょうか。
まとめ
週末夜の落ち込みは、あなたのこころが弱いからではありません。
こころとからだが週明けに向けて準備をしている自然な反応なのです。
それでも、必要以上に仕事のことを考えてしまうとしんどくなってしまいますね。
大切なのは、それをなくすことではなく、少しずつ軽くしていくこと。
今夜、すべての習慣を変える必要はありません。
まずはひとつ、「これならできそう」と思える方法から試してみましょう。
たとえば、夜入浴をしてみる、ノートに気持ちを書いてみる、SNSを見ないようにしてみる…
そんな小さな行動が、意外なほど心が軽くなることもあります。
その積み重ねが、「週末夜の憂うつ」を軽くしていきます。
来週のあなたが、少し笑顔で過ごせるように。
また気持ちが落ち込んだときはゆるケアに戻ってきてくださいね◯






